GWの9日間で埼玉から鹿児島港まで自走して沖縄まで持ち帰った。
写真とったのでここでツーレポ書かせてね
沖縄で通勤用の足バイクとしてGN125-2Fに乗ってるが、だんだん250が欲しくなってきた。
・燃費がよく始動性もよいインジェクションで
・車重は軽く
・最低地上高は高く
・シート高は低く
・前後タイヤともチューブレス
・後ろにホムセン箱を付けるから、リアキャリアとリヤシートの座面がフラットで
・スポークホイールは手入れを怠るとサビるからキャストホイール
理想に近いのはFIのセロー250。
スポークホイールとフロントがチューブタイヤなのが難点。
昔のホンダAX1みたいな、セローベースにキャストホイールをはかせたバイクがあったら足バイクとして最高なんだけど。
ヤフオクでセロー250を検索してたら、FIの後期型VTR250(B-style)が198,000円で出てた。
出品者はバイクショップだが、未チェック無整備の現状渡しとあるので、業者オークションで仕入れてそのまま出品してるんだろう。
B-styleの発売は2010年なので、古くても5年落ちだ。メーターの走行距離はあてにならんが、写真をみた限りではバイク便で酷使されたようには見えない。
「どうせ値上がりするだろうけど、とりあえず開始価格だったら安いから入札するか」と入札したら、他に入札が無く落札できてしまった。
ちょうど2週間後はGWなので、シートバッグとヘルメットをもって飛行機で埼玉のショップに行き、鹿児島まで自走してフェリーで沖縄に持って帰ることにした。
タイヤが限界だったら東京のタイヤ専門ショップで交換してもらおう。
チェーンやバッテリーやブレーキフルードがダメだったら出品者のショップに工賃払って交換してもらおう。
電装系やエンジンやミッションに致命的な不具合があったら、あきらめて陸送サービスで沖縄に発送してもらい、東京観光でもしてトボトボ帰ろう。
バイクの状態が不安だが、出品車の過去の評価を見ると700のうちほとんどが「状態が良かった」で安心しつつ、10くらいは「出品写真で見たより実物はボロかった」「要整備でそのままでは乗れなかった」というのもあって不安を煽る。
出品者に電話して「こちら沖縄なので、そちら埼玉から鹿児島まで自走して持って帰ります」と伝えると、「保証できないから免責の書類を書いてもらうよ」「陸送サービス利用をおすすめするよ」と言われてしまって、さらに不安を煽る。
大丈夫なんだろうか???
4月26日(火)
車体代を振り込み書類が届いたので、午後に有給休暇とって陸運に行きナンバープレートをもらってきた。
自賠責はいつもなら最長の5年間にするんだが(有効期間が長くなるほど1年あたりの保険料が安くなる)、今回は3年間。
数年前から自賠責シールの色が終了年ごとに変えられてて、5年間(2021年満了)だと薄緑色。黒赤のバイクと合わない色になる。
>>2019年満了だとオレンジ色で、赤フレームと合うじゃろ?
バッグにナンバープレートを入れて荷造り完了。
落札バイクにはリアキャリアが付いてないので、amazonでキジマのリアキャリアを買い、発送先を出品者のショップにして受け取ってもらった。(さすがにキャリアを沖縄から持ってく気にはなれん)
ショップについたら各部チェックとあわせて自分で取り付ける。
毎日のようにVTR250 B-styleの写真をみて空想を膨らませる。
バイクって眺めてよし、乗ってよし、弄くってよしの大人のおもちゃだな。
手に入れるまでの妄想期間がいちばん楽しい。
4月29日(金) 7:54
いよいよ出発。高速バスで空港に向かう。
長距離ツーリングのわくわくと、バイクが不具合なくちゃんと乗れるか走れるかという不安と、半分半分。
今日の沖縄は涼しくてよかった。
先週みたいに蒸し暑い夏日だったら、バイク用オーバーパンツとジャケットのこの格好は地獄だったぜ。
ジェットスターのサイトで1400円払って受託手荷物の重さを15kgに増量してたが、那覇空港で重さをはかったら18kgで、巨額(2400円)の超過料金をとられるとこだった。
その場で3kg分を手荷物バッグに移してなんとか追加料金なしにしたが。
教訓として、家を出る前に体重計で荷物の重さをはかっとくべきだな。
カギと預かってもらってたリアキャリアを受け取り、バッグから工具とナンバープレートを取り出し装着。
外に出してエンジンかけてみる。バッテリーも元気だ。
エンジンは最初タペット音が目立ったが、暖まったら消えた。
リヤシートを開けて、カメラやケータイ充電やETC駆動やヘルメットカメラ(SJ4000plus)駆動のための電源取り出し自作ケーブル(ちゃんとヒューズつけてるよ)をバッテリーに取り付け。
>>11
ありがとう
反応あると嬉しい
ガソリン残量が少ないので出発してすぐ給油。
都心部は渋滞と信号の多さに耐えられそうにないのでショップ近くの川口西ICから高速入り。
いきなりの寒さにやられて風邪ぎみで(最近、ほんと弱くなったなぁ)、走っててみつけた道のオアシス(道の駅みたいなとこ)に入ると夜間解放の休憩スペースがあったので横になったら、そのまま眠ってしまった。
来る途中に走行中、沖縄ナンバーをみたキャンプ用品満載の埼玉ナンバーハーレーの若者から話しかけられ、しばらく併走して信号待ちのたび話してたが、彼も地元なのに寒い寒いと言ってたから、今日は特別冷え込んでるようだ。
(彼から○○キャンプ場に行くんですか、と聞かれ一緒に行きたそうだったが、俺は今回テントは持ってきてないんだ・・・)
夜中に寒くなったので、リヤバッグから寝袋取り出して、ライディングジャケットとパンツはいたまま潜り込んで(ふだんは寝袋内側が汚れるのでやらない)、ぬくぬくとぐっすり。
何時間寝たんだろう?
すぐ隣のテーブルで5人ほど初老のおっさんがやってきて会話しはじめた。
目がさめてそのまま目をつぶってたが、カチッシュボッ・・・ぷ~ん
おいおい、ここ禁煙だぞ
寝袋にヤニの臭いがつく前に起きて寝袋たたんで撤収
ひろーい10くらい長イスがある部屋で、なんでわざわざ俺のとなりに来るねん。
話したら悪いひとたちじゃなかったけど。もちろん人間関係に気を使う俺はタバコの話はしてない。
会話が商売仲間っぽかったが、何の集まりなんだろう?
外にでると星がきれいだ。
沖縄本島北部より見えてる星は少ないはずだが、旅先の星空はきれいに見えるのかな。
>>12
ありがとう
反応あると嬉しい
ガソリン残量が少ないので出発してすぐ給油。
都心部は渋滞と信号の多さに耐えられそうにないのでショップ近くの川口西ICから高速入り。
いきなりの寒さにやられて風邪ぎみで(最近、ほんと弱くなったなぁ)、走っててみつけた道のオアシス(道の駅みたいなとこ)に入ると夜間解放の休憩スペースがあったので横になったら、そのまま眠ってしまった。
来る途中に走行中、沖縄ナンバーをみたキャンプ用品満載の埼玉ナンバーハーレーの若者から話しかけられ、しばらく併走して信号待ちのたび話してたが、彼も地元なのに寒い寒いと言ってたから、今日は特別冷え込んでるようだ。
(彼から○○キャンプ場に行くんですか、と聞かれ一緒に行きたそうだったが、俺は今回テントは持ってきてないんだ・・・)
夜中に寒くなったので、リヤバッグから寝袋取り出して、ライディングジャケットとパンツはいたまま潜り込んで(ふだんは寝袋内側が汚れるのでやらない)、ぬくぬくとぐっすり。
何時間寝たんだろう?
すぐ隣のテーブルで5人ほど初老のおっさんがやってきて会話しはじめた。
目がさめてそのまま目をつぶってたが、カチッシュボッ・・・ぷ~ん
おいおい、ここ禁煙だぞ
寝袋にヤニの臭いがつく前に起きて寝袋たたんで撤収
ひろーい10くらい長イスがある部屋で、なんでわざわざ俺のとなりに来るねん。
話したら悪いひとたちじゃなかったけど。もちろん人間関係に気を使う俺はタバコの話はしてない。
会話が商売仲間っぽかったが、何の集まりなんだろう?
外にでると星がきれいだ。
沖縄本島北部より見えてる星は少ないはずだが、旅先の星空はきれいに見えるのかな。
3時ごろにおっさん達に休憩室を追い出され、まだ真っ暗な4時ごろ走りだした。
5時間ほどしか眠れてないが、久しぶりの本土ツーリングで興奮してるのか眠くないので
別の寝場所を探すことはせず走り続ける。
走りながら見えた朝焼けがきれいだった。
この旅で初の朝日
http://i.imgur.com/7aSQc0v.jpg3
4月30日
寒い!
ふだんでかいシールドとハンドガードのついたDL650の防風性能に助けられて、ひ弱になってんだなぁ
と思いながら走ってたら、佐久の電光掲示板で「気温1度」とあった。そりゃ寒いわ!
道のオアシスの謎のおっちゃん達は水上で雪が降ったといってたし、寒波がきてんのかな。
それでも雨よりはいい。
バイクは心配してた致命的な不具合・・・ヘッドのガスケットが抜けて冷却水がシリンダーに入るとか(VTRではまれにあるようだ)、
レギュレーターがパンクして充電しないとか(これはよくあるようだ)、
ジェネレーターが焼けて発電しないとか、フューエルポンプの羽根が壊れてるとか、ホイルベアリングがガタガタでタイヤがブレたりとか、は無く。
念のためもってきた前後ブレーキパッドも十分あり、持ってこなかった消耗品・・・ライトバルブや前後タイヤやチェーンやバッテリーも問題なく、ふつーに走れる状態。
いい買い物をした。
走るのに問題ない微妙な不具合・・・スピードメーター左側のバックライトが点滅するとか(なんか冷極陰管みたいな点滅の仕方だけどバイクで使うわけないし、接触不良かな)、
ヘッドライトが左向きすぎとか(すぐ直した)、ニュートラルスイッチの接触が悪くてNに入れてもNランプが点灯しづらいとか(アイドリングかけたままサイドスタンド出すとエンジン止まるのでちょっと困る)、
シートレザーが穴あいてるとか(ビニールテープで応急措置して、帰ったら自分で張り替える予定)、シートが前傾でレザーが滑りやすいので後ろに座っても前にズルズルすべるとか(これはもともと)、
まあ走るのに問題ないからかまわない。
あまりに寒く、手と足が冷たくなって耐えがたいので、道沿いの公園で日に当たる。
グローブとブーツをぬいでラジエターに手と足をあてるとじんわり暖まってカイロ代わりになる。水冷バイクのいいところ。
日が昇って暖かくなってきたが、車も増えてきた。一長一短。
朝おきたのが早かったせいか、猛烈に腹へった。
陣馬形山や高原に行く前に腹ごしらえをしておきたい。
諏訪・岡谷の街をかけぬけるが、まだ8時で店が開いてない。
マクドナルドやすき家は開いてるけど、旅先でそんなところには絶対に行きたくないしなー
曲がる予定の道で曲がらずまっすぐ進んだら「市場食堂 朝6時~」の小さな看板
!!
すぐUターンして公設市場っぽいところに入ったら、片隅にちいさな食堂があった。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/bokuto/tabi/index.html
もしかしてだけど、このブログの人?
違ったらごめん
>>18
バレた(^^ゞ
てか沖縄人でこうやってあてもなく本土ツーリングするのって俺くらいしかいないかな?
今回旅の最終目的地は、鹿児島新港・・・タイムリミット5月7日(土) 17:00
その途中に行きたいところとして、
信州の陣馬形山、萱野高原、鹿嶺高原、大城山。
山口の秋吉台。
長崎の生月島。
それ以外には予定無し、残り日程や天気を見ながらその場その場でルートを決める。
(なんせ宿の予約の必要がない野宿ツーリングだから、気楽なもんだぜ)
途中、なんでもない田舎道でみつけたいい景色
こういうのがあるから本土ツーリングはやめられない
やっぱり野宿ツーの人か!
動画も見てるよ!俺アナタの影響受けて野宿ツー始めたんだよねえ
>>37
俺の影響で野宿し始めた人がいるなんて!
嬉しい・・・!
けど人生狂わせてしまったかもしれない(申し訳ない)
がーん!ポーチをなくした。
よく使う身の回り品(LEDライトとか歯ブラシとか)を取り出しやすいようにまとめてたポーチ。
体につけるとうっとおしいから、リヤバッグにくくりつけてたんだが、
山道で音楽聞こうとリヤバッグ開けようとしてなくなってるのに気づいた。
いつ落とした?最後にいつバッグがあるのを確認した?
・・・墓地の屋根の下で昼寝したときだ。
もう4時間前、琵琶湖を抜ける前で何十キロも手前だ。
だめだ。えんえんと落ちてないか逆に走るなんてできない。
あきらめよう。
中に入ってたのは、LEDライト、mp3プレーヤー、アイマスク、耳栓、歯ブラシ、歯磨き粉、旅中のレシート等・・・
いちばん高いのはmp3プレーヤー・・・につけてたソニーのイヤホン。
イヤホンは奮発した(4000円くらい)ので痛い。
これまでのレシートや萱野高原山荘のおじさんからもらった名詞をなくしたのも痛いな。
これから無いと困るのは、LEDライトと歯ブラシ・アイマスクだな。ダイソーを探して買おう。
ポーチ自体も2000円ほどしたんだよなぁ。金銭的被害は1万円くらいか。ガックシ
今回旅初の目的地の一つ、大城山に到着。
素晴らしい眺め!
沖縄では決してみられない高所から見下ろす街並み、その背後にある白い雪をかぶった山々。
眺めて去るだけではもったいないので、芝生の斜面にねっころがってすこし昼寝
うつらうつら目を覚ますと、この景色
最高に贅沢な昼寝
萱野高原の山荘横にあるテラスで広大な光景↑を眺めてたら、通りかかったおじさんがナンバープレートを見て
「おお沖縄か!」と声をかけてきて話をし(この山荘のオーナーだって)、
しばらくしたらおばさんからまた「沖縄なの!」と声をかけられ会話をしてたら、別れ際に
「山荘にいらっしゃい。コーヒーいれてあげる」と言われ、あ、さっきのおじさんの奥さんでしたか。
大学生のころなら遠慮しただろうけど、もう年とってずうずうしくなってて
(遠慮しなかったら良い思い出になっただろうに、という経験を何度もしてきたので)
ホイホイついてった。
山荘の事務室でコーヒーとお菓子を食べてたら、「仙人」と呼ばれてるおじさんが山盛りの山菜を持ってきた。
おじさんから「アブラコシは知っとるか?」と聞かれ「そんなの聞いたこともないですよ」といったら
「ワラビやゼンマイよりこれがいいという人もいるんだぞ。沖縄だと食べる機会なんてないだろう。食わせてやろう」
とわざわざ奥さんが俺のためにてんぷらを作ってくれて、おいしかったです。
ごちそうさまでした。
いちばん期待してた陣馬形山につくと、大量の車とバイク、芝生スペースをびっしり埋め尽くすテント。
うぅっ、もっと静かな平原をイメージしてたんだが、この状況はちょっと・・・
有名な場所だから仕方ないが。
どんないい景色でも人がワサワサしてる”観光地”だと興ざめだし、それより劣る景色でも
林道を走ってて偶然見つけた自分一人だけの場所だと満足。
俺はそんな性質なので、ここは写真とって早々に引き揚げた。
オイル交換すべきか悩んでる。
鹿児島まで2~3000キロくらい、たぶん換えなくても致命的な問題は起きないだろう。
でも、すでに交換時期をすぎてシャビシャビになってるかもしれない。
せっかくなら家に備蓄してある100%化学合成油を入れてやりたい。それにオイル交換する時間がもったいない。
でもシャビシャビオイルでエンジンやミッション痛めるのもイヤだ。
・・・よし、換えよう!
走ってたらホームセンターがあったので入って、レジのお姉ちゃんに
「いまバイク旅の途中で、オイル交換をしたいので、ここでオイルとオイルパックリを買って駐車場で交換したあと、空き缶と廃オイルパックリを引きとってくれないか」と訪ねる。
バイトだろうから答えられず、サービスカウンターの年輩の女性店員に聞き、さらに内線で若い男性店員が呼び出され、さらに彼は事務室に引っ込んで上司に訪ねて・・・と大事になってしまった。
5年前にV-strom納車ツーリングで四国のコメリで交換したときは、レジの店員「あ、いっすよ」あっさり一発OKがでたんだが。ここは権限関係が厳しいのか。
OKをもらったので、駐車場でゴム手袋をはめて持ってきた工具(車載工具の欠品を見越して家から持ってきたら、そのとおりだった)で交換作業。
荷ほどきから荷積まで30分程度で完了。
うおー俺の即応力ってすごいぜー(自画自賛)
廃オイルパックリと空き缶を受け取った若い男性店員から何度も「普段はこのようなサービスをしてませんからね、今回は特別ですからね」と念をおされた。
何度も言わなくても大丈夫ですよ~ネットで晒したりしないから(なので店名は伏せておく)
黒ずんだオイルで満たされていたオイル窓が、すっきり飴色の透明色に!
うーん気持ちいい!
お、なんかシフトがスコスコ入るようになったぞ。
エンジンの回転もスムーズになった気がする。
あとクラッチレバーにぎって惰性で転がすときの転がり抵抗が減った気がする(ぜったい気のせい。スパシーバ(ありがとう)効果。)
劣化したオイルで「シフトがクチャクチャしてて潰してるみたい。VTRはシフトフィールが悪い」と思って悪かった。
ショップ出発してから400キロも無交換で悪いことしたなぁ。すぐ換えてやるべきだったか。
朝食昼食とも食べたのに日が沈んだらまた猛烈に腹がへってきた。
ツーリングしてると体は動かしてないのにいつもより腹が減る。
(気温が下がって発熱のため代謝が上がってるのか?)
「この辺はローメンが名物なんだよな」と飯田駅前をぐるぐる走り回るが、ラーメン屋ばかりでローメンの文字がない。
(あとからツーリングマップルみたら、ローメンは伊那市だった)
店頭の写真にひかれて中華料理屋にイン。
ちんじゃおロース定食たのんだら、千円しないのにこのボリューム。2人分くらいある。すきっぱらに最適、すばらしい。
びっくりしたのが付属のスープ。薄い醤油味のさっぱりラーメンスープみたいなスープ。
沖縄の中華料理屋だったら120%とろーり卵ときのあんかけあん風スープなのに。
昨晩に入った中華料理屋もこのスープだったし、本土の中華料理屋だとこれがふつうなのかな。
カルチャーショックだ。(県民ショーに出してみる?)
家をでてからまだ風呂に入ってない。
そろそろ入りたい。
飯田駅前でナビで周辺検索をかけたら、いちばん近いのが大宮温泉。
行ってみたら廃墟ホテルだった。真っ暗な中に浮かび上がった真っ暗なビルにゾクッとした。
(偶然みつけた廃墟なら中で一晩眠っても平気だけど、地図で生きてると思って来て廃墟だとなぜかビビる)
ホテルの目の前からフロントに電話して尋ねたら立ち寄り入浴可能とのことで、入ったら800円とお高いが、仕方ない。
まあまあいい湯だった。

夜のうちに岐阜まで抜けてしまおうか迷ったが、もう遅いので寝ることした。
ちょうど飯田線が近くにあるので、千代駅に泊。
昨日ほど寒くはない。
それでも気温10度ほどだったが、もう体が慣れたみたい。
初日の、地元民でも寒い寒いと言う気温1度の寒波で鍛えられたせいかもしれんが、
俺って暑いのより寒いのに慣れやすいんだな。
当初の計画では、琵琶湖北側をぬけたあと南進して淡路島から四国に渡り
とびしま海道から本州に戻るつもりだったが、
だいぶ想定より遅れてるので、山陰をそのまま西進することにした。
シャラシャラシャラ・・・
走ってるとチェーンの音がする
ダメだ我慢できない。
ホームセンター(コメリ)に入ってチェーンルブ、12mm&14mmコンビレンチ、
>>24mmソケットとラチェットハンドルを買った。(24mmメガネレンチのほうが高くて、この組み合わせのほうが安かった)
駐車場にて24mmソケットでアクスルシャフトのボルトをゆるめ(固いのでハンドル蹴ってラチェット壊れるかと思った)、
>>12mmレンチでロックナットをゆるめ、14mmレンチでアジャストボルトを締め込む。
だいぶタルタルになってた。
チェーンの伸びはもう限界レベル。沖縄に帰ったらすぐ交換せな。
サイドスタンドがないのでバイクを少しずつ押しながらチェーンルブをシュッシュッ
よーし完璧
ちょいと出費したが、バイク自体が非常に安くで買えたので文句はない。
作業してたら通りかかったおじさん数人から
「沖縄からかい!長旅でチェーンが伸びたのか」と言われ
「いえ東京から出発して鹿児島に向かうところです」と正直に答えると、
みんなちょっとガッカリしてるような?
日本一周と思ったかな。そんな長期の時間がとれるほど若くはないんだけど(そう見えたなら嬉しい)
ポーチごと失くした必需品を買いに豊岡市に来た。
20時すぎだから、もう100円ショップはみんな閉まってた。
今夜は歯磨き無しで凌ぐことにして、腹がへったので食べ物屋を探す。
なんかガッツリ牛肉が食べたいのでステーキか焼き肉屋。もう贅沢はいわんチェーン店でもいい。
しかし駅前を探すが見つからない。
駅前通りの商店街はひたすら街灯が並びシャッターが下りた店ばかり。
なんだなんだ?豊岡って大きな街のはずだよな??
しかなくCOOPでパンとサラダを買って、日本海岸にでようと国道を北に向かうと、あら国道沿いには煌々と大きなチェーン店が並んでる。
そうか駅前は寂れてバイパス沿いに吸い取られてるんだ。
寝床を探して道の駅 餘部に来たら、駐車場をびっしり埋め尽くすキャンピングカーのおぞましい光景を目にしてゲッと尻込み。
(チャリダーやライダーのテントはほほえましいのに、キャンピングカーのあの威圧感はなんだろう?)
ここで寝る気がせず、せっかくだから去る前にと餘部鉄橋の展望台まで登っていったら夜間閉鎖で入れなかった。
でも登る途中から見た夜景が良かったので、まあいいか
さてどうするかと地図を見たら秘境駅の一つ、居組駅が15キロほど進んだところにあるので、そこで寝ることにした。
>>5月2日(月) ツーリング4日目
朝6時41分が始発なので6時に目覚ましをかけたが5時55分に自然に目がさめた。
旅してると早起きになる。
うう、口の中がニンニク臭くて気持ち悪い
今日こそ歯ブラシ買わなきゃ・・
人生2回目の鳥取砂丘。10年前に日本一周ツーリングで立ち寄って以来。
うわー入口周辺が大々的に整備されて立派な観光地になってる。
前はもっと人が少なくて地味ーな雰囲気だったのに。
あえて馬の背の急斜面から登る。10年前とやってることが変わらんな。
何も成長してない・・・
砂丘頂上では小さな虫が大量に飛び回ってて、家族連れが「気持ち悪ーい」と騒いだりしてたが
体に留まったのをよく見たら、てんとう虫じゃんか
てんとう虫ってアブラムシとか喰う肉食じゃなかったっけ?
こんな砂漠でなんでこんな繁殖してんだろ?
道の駅で朝食兼昼食・・・と思ったが、昨日の夜にCOOPで買ったサラダとパンがあるんだった。
食わないともったいないのでそれで食事にした。
三朝温泉にて川原にある無料露天風呂に入浴。
いい湯だったけど、川原は強風が吹いてて湯からでて体を洗ってると寒い寒い
(写真でもすだれが荒ぶってる)
この待避帯からUターンする途中でバランスくずして右側にコケ。このバイク初の転倒。
あわててバイクをおこす。
ブレーキレバー無事。ブレーキペダルも大丈夫。
あれ、なんか落ちてる・・・
ガーン!バックミラーが根本ステーのネジ穴ごともげとるー!!
くそー最初からこのミラー気にくわなかったんだよなー(やつあたり)
安くで手に入れた中古バイクだからそんなにショックはないけど、まだ旅の中盤でミラー片方しかないのは困る。
対警察的な意味じゃなく、走ってて追い越し車線変更するのに
いちいち真後ろまで振り返らないといけないのは危ない。
あとはタンクに1cm以下の小さな擦り傷と、マフラーにガリ傷がついたくらいか。
VTRはスリムなせいか立ちゴケには強いな。
米子駅前イオンのダイソーにて、ポーチごと失くした歯ブラシと耳栓とLEDライトとアイマスクをゲット。
これで失くした旅の必需品は全て補充した。
確かダイソーに自転車用のバックミラーが置かれてた記憶があるが、探しても無い。
仕方なく、イオンの自転車コーナーにて1400円(高い)の自転車用ミラーを購入。
右側用しか売られてないらしく、右側にこけててよかった。
うん、なかなかいい感じ。ちょっと小さいだけで後ろ見るのに不具合はない。
両側ともこれでもいいかも?と思ったが、この自転車用ミラーは右側用しかないんだっけ
今回はオイル交換、チェーン張り、ミラー取り付けと現場でなんとかすることが多いな
しかし、関東から沖縄って根性凄いな……
>>49
日数あって一日あたりの距離は300kmくらいだから余裕だよ~
境港の水木しげるロード。
コテコテの観光地に興味ないけど、近くに来たからせっかくなので。
美保関の道の駅まで来たところで頭が痛くてたまらんくなってきた。
川原の露天風呂で強風に晒されたのがよくなかったか。
暖かくなりたくて厚着するが、すると汗がでてシャツが濡れ、走行風で冷える逆効果。
ヤバい、もうダメだ。
悪化する前に今日は宿で休もう。
ガラケーで「松江 ビジネスホテル 再安値」でぐぐったところ、
ヤングイン松江が駅前から離れててよさそうなので(バイクだから)電話すると、空き部屋あるとのこと。
松江につくころには限界で、カウンターで支払いすませ(2600円だった。安い!)、
汗だくの服を全部脱いでふとんにもぐり込んだ。
途中の松江市内に古い街灯が並んだ夜景のきれなとこや、宿の前においしそうな寿司屋があったが
もう外に出る気力はないや
一晩寝て治りますように・・・
5月3日(火) ツーリング5日目
昨日は8時に寝て、起きたのは6時。ぐっすりだぜ。
風邪は治った。
これまで夜11時ごろまで走って12時に寝て朝6時起きだったから疲れがたまってたんだな。
なんかお腹がすいたと思ったら、昨日の食事といえば、おとついの夜COOPで買った処分品のおかずパン2個を昼食に食べただけで、あと何にも食べてないんじゃないか?
夜はお腹すいてたけど気分悪くてなにも食べずに寝たし・・・
宿周辺の店はまだ早くて閉まってるから、走ってていい店みつけたら食べよう。
走ってたらパラパラぱらついてきた。
山のすそ野の神社があったので軒下ですぐにカッパを着込む。
が、着終わったらやんだ。
降るなら降ってくれないと、カッパ着込んで損した気分になる。
でも脱いだらとたんに降り始めるんだよな・・・そういうもんだ。
なので着たまま走ることにする。
出雲大社から国道に出て少し走ったところで、「マリンタラソ出雲 ビュッフェ」の看板。
一瞬逡巡して路側帯に停車し、車が途切れるのを待ってUターンしてイン。
昨日からパン2個しか食べてなく空腹だから、バイキングでたっぷり食べよう。
病み上がりなので野菜でビタミンも摂取せな。
とまってる車はみんな地元ナンバー。
中は11時なのにすでに満席に近い。これはいいチョイスだったかも。
ランチバイキング1300円で、おかずメニュー豊富でデザートもまあまあで非常にお得だった。
1時間の時間制限はよろしくないが(1時間も店にいないけど、せかされてるようで落ち着かないので)
人気店のようだから回転維持のため仕方ないか。
満腹になって店を出るとレジ前に20人くらい入店待ち。
いいタイミングで店に入った。
俺は旅先で待つなんて嫌だから、この行列を見た瞬間にきびすを返してたぜ。
日本海沿いの国道は車が多くてつまらないので、内陸に入った。
たとえ所要時間が短くても前後を車にはさまれてペースを強制されるより、
遠回りで時間がかかっても自分1台だけで好きに走った方がいい。
だって目的地に向かうための移動じゃない、走るのを楽しむツーリングなんだもの。
時間がかかっても楽しく走ったほうがいい。
山裾の集落が点在する県道をひた走ってると、GWの連休中だというのにバイクどころか車すらめったにすれ違わず(たまの車も地元車ばかり)
やっぱ俺のツーリングはこうでないとよ、と満足。
南下してたら山肌に楽しそうな道が刻まれてるのが見える。日桜ロードという、ナビにも出てこない新しい道。
方向的には戻る(東南方向だ)が、これは走らないと後悔すると思って入り込んだ。
雨でもいい道だと思ったので、これが晴れてたら最高だっただろうなー
また来たいところが増えた。
(雨中走行なので写真無し)
山道を走ってるうちに雨足が強くなってきて、風も吹き荒れ、暴風雨になった。
カッパ来てるから平気だけど、ただ走るだけでつまらんと思ってたら、
都川の棚田前に屋根付き休憩所があるのでバイクとめて逃げ込んだ。
4m四方ある大きな屋根だが、それでも横風がものすごく雨が吹き込んでくる
(沖縄の台風で言うと、強風域から暴風域になる直前くらい)
幸い、前の道は20分に1台ペースで車が通るくらいで交通量極少で落ち着いていられる。
(交通量の多い道沿いだと俺はダメだ)
1時間ほどポメラで今日の記録をつけてるが、雨がやむのを待ってると日が暮れそうだから、諦めてそろそろ出ようか・・・
国道191号線すげえ!
GWだというのに車がぜんぜんいない!国道なのに!!ツーリングのライダーなんて皆無だぜ。
そして191沿いにある道の駅 匹見峡もすげえ!
GWだと言うのに駐車場に車が一台もいない。
騒がしい世俗から隔絶されたこの雰囲気、すごいな・・・気に入った。
ここで雨がやんだのでカッパを脱いでリヤバッグを開けたら、
あれ?ヘルメットカメラがない・・・
雨が降り始めたときに濡れないようにバッグに入れたはずだ。
真っ青になって、どこかに忘れたか?落としたか?と記憶をたどるが、思い当たらない。
出発からずっと動画撮ってきたのに、これから記録できないやん・・・
山道を戻りながら探す気力はない。
仕方ない。諦めよう
ポーチ落としたりカメラなくしたり、ちょっと今回は気が抜けすぎてるぞ・・・
(最初「サイエンス美都」に見えて、どこがサイエンスなんだ!?と突っ込んでた)
ここも車1台もいない・・・
あのキャンピングカーで埋め尽くされた道の駅 餘部のおぞましい光景とは大違いだ
いい!
でも寝るにはまだ早いな。
もうちょっと走ろう
益田で日本海岸に出て、海沿いに西進。
まわりに全く1軒も民家がない無人駅があったので、これは良いとお世話になることに。
山陰本線の宇田郷駅
あいかわらず風が強く、海は荒れている。
深く響く波の音を聞きながら眠った。
オレも中国地方行ったんだけど強行日程だったから寄れなかったんだよねえ・・・
鳥取砂丘も行きたかったなあ
大社は周辺も参道もおまいりの列もすごい人出だったよ
たぶんGWだからと、神楽やってたのはよかったな(雨降ってきたからじっくり見られなかったけど)
バイク乗りだからそう感じるんだろうか?
快適な日常空間ごと移動してる感じがなんか受け入れられないというか。
うらやましいとかではないんだよね・・・
昨日雨だったが今日は晴れた。なんというグッドタイミング。
今日は今回ツーリングのハイライトの一つ、秋吉台!
10年前の日本一周ツーリングでも通ったはずだが全然印象に残ってないので
今回初めて来たようなもの。
本州から九州へは、初の関門大橋。
10年前の日本一周のときはトンネルだったから、橋で渡るのは初めて。
福岡で高速を降りて平戸に向かうが、海沿いの二丈浜川バイパスは唐津に行く(帰る?)車で大渋滞。
たまらんでバイパスから抜けて内陸に進路変更。
国道・・・はどこもダメだろうな。
県道はちょうどいいのがない。
林道に入り込む。
路面中央にコケがモリモリ茂ってたり、路面全体が松の落ち葉で覆われてたり、舗装がバキバキに割れてガタガタだったり・・・
この先、ちゃんと通じてるのか?と不安になるくらい荒れた道
林道を走ってると、山の森の中にポツンと狐狸庵というそば屋がある。
怪しい。やってるのか?やってないんじゃないか?
腹へってきてたし、やってたら軽くそば一杯ひっかけようと入口前にバイクを停めて入った。
客は俺だけ。
蕎麦を食ってると、主人がバイクを見て「沖縄からかい。遠くから来たから特別サービスしてやろう。」と
メニューにないおまけをくれた。香ばしくて美味しい。
なんか今回、沖縄ナンバーのおかげでよくお得な目に会ってるぞ。ありがたいので享受させてもらう。
夫婦の客が来た。
やっぱりナンバー見て話しかけてくる。
客「沖縄ですか、どちらです?」
俺「島の中部のうるま市っていうとこです」
客「私の息子が中部○○にいるんですよ」俺「えぇ!?」
なんとまあびっくり
俺の身内とご夫婦の息子さんが同じ職場だった。
(しかも後から身内に聞いたら、息子さんとペア組んでた)
ご夫婦のお父さんもびっくりしてた。
お互い初めてきた山中の蕎麦屋、昼3時という遅めの時間(ご夫婦は道に迷ってこの時間になったらしい)、客2組だけ、
でこの地とは遠く離れた沖縄の、さらに特定の施設で共通点があるとは・・・
話がとても盛り上がった。
店のご主人はわざわざ外に出てバイクが走り出すまで見送ってくれた。
さて今日はどこで寝るか。
晴れてて星がきれいなので、平戸の川内峠に行ってみよう。
生月大橋を渡ってすぐのところからは、生月島の夜景がきれいに見えた。
生月大橋と平戸市街の中間あたり、走ってて棚田と星空のコラボレーションがすばらしいので、
バイクを停めて三脚セットしてスローシャッターで撮影
峠の大きな展望施設の休憩所で寝ようと入ると、カブの先客が寝袋にくるまってた。
広いので俺が寝るスペースはあるが、気をつかうのでやめとく。
風が吹き荒れてるので前の駐車場の露天は寒そうだ。
少し先、丘に登る駐車場のトイレ建物の横に風を避け寄り添うように寝袋をしいた。(写真は翌朝)
沖縄北部も星はきれいに見えるはずなのに、旅先で見る星空のほうが美しくまたたいて見えるのは何故だろう。
星に手が届きそうだ・・・
5月5日(木) ツーリング7日目
朝4時40分の目覚ましで起床。
誰もこない、誰も道を走らない、静かな夜だった。
ちょうど空が白みはじめてる。
寝ぼけまなこでカメラを持って草原の丘を歩いていく。
まだ鳥の声すら聞こえない
風の音と俺の息吹だけ。
見えていた星々が消え、だんだんと空がオレンジ色に染まってくる。遠慮がちにさえずり始める鳥たち。
昨日の夜に給油しなかったので、もう300キロを超えて残量警告灯が点いた。
生月島に祝日営業してる給油所はあるだろうか?
平戸に戻ったほうが確実かな、と生月大橋まで来ると
たもとの公園で勝手市?というテントを並べて地元の個人や業者がいろんなものを売る祭りをやってる。やった!
バイクをおりて散策。ちゅうどお腹すいてきたから朝食にしよう。
鯨のたつた揚げ、あごスリ身フライ、あごダシ汁の焼きそばを買った。
さて、祭で買った食い物、どこで食べようか。
山頭平原は去年の九州ツーリングでも来たから今回はスルーするつもりだったが、
気持ちよく食べるならあそこがいいな。
じゃあ生月島で給油しよう。
エネオス生月SSが営業してた。
給油のおじさんからどっから来たのと聞かれ、沖縄からというと空手で何度か来てるって。
あれ?GWなのに誰もいないぞ、やったぜ!
サンセットロードはあんなに頻繁にツーリングバイクが走ってたのに、ここはマイナーなのか?こんなにいい場所なのに。
俺以外に誰もいない大平原で、
遠くで風車がまわる雄大な景色を見ながら、
鳥のさえずりと牛が草をはむ音だけを聞きながら、
暖かい日差しを浴びて芝生に座り、
地元の食材をむしゃむしゃ食べる・・・最高に気持ちいい。
俺はこういうことをするためにツーリングしてるんだべなぁと愉快になった。
仕事から帰ったら再開します
平戸島を走ってると祭りのポスターが道沿いに張ってあった。
バイクとめてポスターで場所を確認して、もちろん行く。
手前から駐車場待ちの車の行列。
でもバイクは関係ないもんね。係員に誘導されてすぐに停められた。
子供がいっぱい海で遊んでて、このローカルな雰囲気、良い。
驚いたことに!さっきの生月島の祭りもそうだけど、ツーリングライダーは俺一人で他に誰も来てないんだぜ。
平戸島も生月島もたっくさんツーリングバイクが走ってたのに、みんなスルー?
信じられん。こういう地元の祭りってここでしか楽しめないのに。
走ってて楽しくなく・面白くなくなるときがある。
ただそのとき決めた一応の目的地に向かって走ってるだけ、ノルマをこなしてるだけ、みたいな・・・
そういう時は身体か心(もしくは両方)が疲れてるので、休む。昼寝する。
ぼーとてるとまた「ああ、バイク乗りたい。知らない土地の初めての道を走りたい」
と思ってきて、走るのを楽しめるようになる。
大村半島を南下してると楽しくなくなってきてた。
「早く島原に着かないかなー」といつの間にか走りながら考えてた。
こりゃいかん。
幸い田舎道で交通量が少なく、道沿いにダム公園があったのでバイク停めて着の身着のままベンチに横になった。
(これが都会なら「くそー車多いー信号多いー苦痛苦痛苦痛」としかめ面ながら走らないといけない)
うつらうつら1時間くらい寝たかなと身体を起こしたら、2時間もたってた。
あら思ったより深く眠ってたか。もう6時過ぎだ。
今日は温泉に入りたかったのに間に合うかしら。
凄いわかる
いつの間にか目的地につかなきゃっていう義務感に支配されてる時がよくある
そんな時は楽しい道だろうが綺麗な景色だろうが全部スルーしてしまってるから何も楽しくない
楽しんでたはずが、いつのまにか義務感で走るだけになってるんだよね
ふっと気づくと「あっヤバい!俺何のために走ってんだ?」と
休めるシチュエーションならいいけど、交通量の多い道だと休めないからつらい
道の駅 夕陽が丘そとめ。
だが今日はどんより曇ってて夕日は見えない。
6時半で営業終了の音楽
お菓子を買って出たら、24Hの休憩スペースいっぱいに
荷物を広げてエアマット設置中の白髪のおじさんが。
おいおいおい、ちょっと寝支度が早すぎやしないかい!と苦笑してしまった。
まだ外は明るいぜ。俺も道の駅泊はたまにやるけど、深夜INだぜ。
俺もやるから何も言わんけど、まだ走れるだろうにもったいない。
寂しい道の駅だから気にしてないのかもだけど、明るい休憩室の中でジャケットぬいでランニングシャツ1枚になってるの、
外から丸見えだぜおっちゃん・・・
旅慣れしてるがゆえか、年とって神経が太くなってるのか・・ちょっと恥ずかしいな。
前に停まってるのはBMWのでかいアルプスローダー
へえーめずらしい。この手のバイクに乗ってて野宿なんて。最低でもビジネスホテル泊のお大尽ばかりかと思った。
暗くなって、長崎の町はずれに海鮮の店があったので入った。
駐車場が地元ナンバー車でいっぱいなのが決め手。
最初は天ぷらと刺身のついた御膳にしようかと思ったが、張り紙で「あらかぶ定食 1900円」
あらかぶって何?と聞くと、「生け簀で泳いでるこの魚のお作り、からあげ、煮物になります」と。
地元の旬の魚みたいなのでこれにした。
3尾それぞれ刺身コリコリ、煮物ほろほろ、からあげぷりぷりで美味い!!
これはいい魚だ。これはいいものを食べられた。
惜しいのはご飯が固いな。もうちょっといい米使ってやわらかめに炊いたほうがいいと思う・・・
今日で4日風呂に入ってない。(島根で無料露天風呂に入って以来だ)
だが涼しいせいか、そんなに入りたい感がない。
でもいいかげん入らないと臭いはずなので、今日は雲仙温泉あたりに入ろうかと思ったが、
先にごはん食べちゃったからもう時間がないな・・・
遅くても22時には終わるもんな。
なんか赤い実がなってる。
・・・なんか美味そうだぞ
まさか毒とかないよな?食ってみるか?
最初はおそるおそる、一粒だけ指でつぶして舐めてみる。
「・・・甘ずっぱいような気がする。大丈夫じゃないか?」
一口かじってみる。
「うん、美味いぞ、イケる!」
まるごと口に放り込んで食べた。うまかった。
その後、お腹が痛くなることも吐き気に襲われることもなかったので、食える果物だったんだろう。
後から「これが木苺かな?」と調べたら、食ったものよりもっと大粒で別物みたい。
俺が食ったのは直径1cmほどの実で、粒は1mm以下のが何十個と着いてた。
これなんだったんだろう?
懐かしい。
ガキの頃食ってたわ。
改めて今調べてたけど、ラズベリーでもないしクワでもないし
ネットだと該当するのが見つからない
たぶん木苺の類だと思うんだけど
ほんとのナ名前はしらんのだ。
で検索したらわかった!
「バライチゴ 別名:ミヤマイチゴ」だって!
「8月頃から、赤く熟して食べられ、よく熟すと酸味が無く、匂いがよい。」
とあるけど、九州だから早かったのかな。
沖縄では自生してないみたい

明日から雨の予報。
雨雲レーダーを見るとすでに雨雲が迫ってていまにも降りそう。
晴れてるうちに走れるだけ走ろう。
島原半島東側の長崎県道201号線
海ぎりぎりまで岩山が迫ってて道を通す幅すらなかったようで、
岩をコの字型にくりぬいて道を通してあり、両側に岩壁がそそりたつ車1台の幅しかない狭路が延々と続く。
たまに現れる斜面に並ぶ家々。
海の向こう、対岸には大村の街灯り。
印象的な道だった。
走ってるうちに雨がぽつぽつ降ってきた。
ヤバい。
もうすぐ寝るのに、いまさらカッパ着たくない。
雨をしのげる屋根のあるところ・・・周辺に鉄道駅は無い。バス停はポールだけで待合室がないものばかり。
公園の屋根付き休憩スペースで寝よう。
ナビで公園を検索して一番近くの道路公園・・・露天のベンチしかない。だめだ。
次の公園・・・小さな幼稚園の付属広場みたいな所。ダメ。
雨足が強くなってきた。
仕方ない、その集落の公民館?ホール?の隣にトイレがあったので逃げ込んだ。
ザーザー降る雨の下でバッグからシュラフや防寒着を出す気がせず、着の身着のまま軒下で横になった。
もう深夜0時で、明日も朝5時には起きて片付けるからゆるして。
5月6日(金) ツーリング8日目
明け方5時に目覚めた。
雨がすっかり本降り。
うー・・・今日一日雨で、明日も雨っぽいなぁ。
今日は島原半島の加津佐から天草、天草の牛深から出水と渡って明日に鹿児島港から帰る予定だったけど、
雨の中走ってもつまらないし、もう今日で鹿児島港までいって沖縄行きフェリーに乗っちゃおうかな。
トイレしにきた軽トラのおっちゃんから「雨になっちゃったね。大変だね」て言われた。
島原~熊本航路は2社が競合してるが、時間帯をずらして交互に運行することはせず、
8時25分発と8時35分発で真っ向からぶつかってんだな・・・
どういう使い分けなんだろ?
熊本港についたら雨があがってて、雨雲レーダーで見てもしばらく降りそうにないのでカッパを畳んだ。
市街はずれのイオンに併設された物産館で熊本・阿蘇土産を購入。(ちょっとでもお金落としとかんとな)
市内はスルーして、御船ICから高速入り。
沿線には瓦が落ちてブルーシートかけてる家や、潰れて全壊してる家がたくさんあった。
高速道路はすっかり普通で、震災直後に路面が崩落してる映像を見てたので復旧の早さがすごい。
道路網は血管みたいなもんだで、最優先で直すんだろうな。
高速を走りながら「あ、この下は肥薩線川線だ。段駅とかいいとこだったよなぁ」
「人吉か。くま川鉄道の駅もよかったなぁ」「鹿児島空港だ。このすぐ近くにあの嘉例川駅があるなんて想像しづらいなぁ」
と降りる誘惑にかられながら、もう今日で帰ると決めたので走り続け、2時間で鹿児島ICに着。
出港まで3時間あるので、市内でゆっくり船内用の飲食物を購入。
追加のお土産に薩摩蒸気屋のかすたどん。
お!この紙袋の配色、黒ベースに赤ヒモで俺のバイクBーstyleにぴったりじゃないか!
(どうでもいい)
バイクで来てるのが見えてたみたいで、紙袋に雨避けのビニールかけてくれる気遣いに感心。
いつも終点の那覇行きだが、今回は島の中部にひっこしてるので初めて本部(もとぶ)港で降りてみる。
まだ一般乗船前だけど、バイクと車は先に入れるらしく、4時すぎに入船。
タラップ前でフォークリフトの途切れを待ってるうちに雨がポツポツしてきて、船中から外をみたら本降りになってた。
なんというタイミングの良さ。
あと10分遅かったら、10分間のためだけにカッパきないといけず最悪だったぜ。
指定された2段ベッドに荷物をおいたら、すぐにシャワー室に。
もう5日も(!!)風呂に入ってないので、いいかげん限界。
どうも、限られた時間でなるべく長く走りたくって、明るいうちに店内でご飯をたべたり風呂に入ってる時間がもったいなくて・・・
日が沈んでから晩ご飯を食べて温泉を探すので遅くて入れなかったん。
ズボンを脱ぐと、ムワッと汗のにおいが広がってクサッ!
今回失敗したのは、履いてきた冬用ライダーズパンツが防水透湿のものだったってことだ。
いくら透湿といってもビニール膜が張られてるには違いなく、膜無し生地に比べてムレる。
雨が降ったらカッパで対応するから、なんでもかんでも防水透湿膜をつけるのやめてほしい。
ジャケットはスノボ用のを着てて、これは膜のない厚手のポリエステル生地で湿気をスカスカ通して非常によかった。
ズボンはスノボ用だとブカブカすぎてバイク用途には合わないんだよなー
体が清潔になりさっぱりして気分一新、食堂で晩飯にカツカレーと今回旅で初のアルコール。
市内で買って持ち込んだほうが安いけど、こればっかりはキンキンに冷えてないと意味ないぜ
5月7日(土) ツーリング9日目(フェリーあけぼの船内)
昨日19時ごろ寝て朝8時に起きた。寝すぎ。
2等洋室の2段ベッドでごろごろしながら旅の記録をまとめる。
鹿児島から沖縄まで24時間。
船内で何もすることの無いこの時間が、旅の疲れを癒すのにちょうどいい。
寄港地の徳之島、沖永良部島と雨続きで「本部から沖縄市まで最後の最後に雨中走行かよ~」とげんなりしたが
与論島では小降りになり、沖縄本島にさしかかると雨あがって青空。よかった。
俺も早朝から山梨県→諏訪→国道152号走り、静岡県の浜名湖へ行きました。
今年は朝や夜は寒いので、まだハンカバ付けてたなぁ。(やっと昨日外しましたが)
俺もハンカバ欲しかった・・・
手も体も冷えてつらかったよ
カメラとレンズは良いの使ってる
はまるとエスカレートしちゃって
本部港はすっかり晴れててよかったが、
船の外に出た瞬間「あっつぅ~!」
これは耐えがたい暑さだ。
沖縄の道に慣れるために下道で帰ろうと思ってたけど、一刻もはやく
冬用ジャケットとパンツを脱ぎたいと思い許田から沖縄北まで高速で帰った。
VTRは250なのにツイントリップになってて、
ガソリン残量把握とツーリング総距離の積算に使えていいね。
さて今回のツーリングの総走行距離は?
トリップ2に切り替えて、と・・・
VTR「こちら最後の距離になっております」
オレ「・・・嘘やろ?」
V「いえ、本当です」
オ「501キロ?この日数の距離で?」
俺、まちがって途中でクリアしちゃったか?いやトリップ2は触ってないぞ。
もしかしてトリップは百キロ単位までしかカウントせず、999.9kmから0kmに戻る仕様?
ツイントリップの意味ないやん!
オ「つっかえんわぁ~ホンマつっかえ!やめたら?この仕事ォ・・・」
不覚なことに出発時にオドメーターの写真は撮ってなかったが
オークション出品の説明欄にある走行距離が29,300km、帰宅時31,762km
ということは、今回の埼玉→沖縄 納車ツーリングの総走行距離は2,462kmということだな!
事故やバイクトラブルもなく無事に持って帰れてよかった!
これからコツコツ整備して完調にしていこう
チェーンとバッテリーとタイヤ交換して、ブレーキフルードやフォークオイル入れ替えて、
シートレザーはこげ茶に張り替えて、スクリーン付けて・・・夢が広がる
1台もらえるならSV1000が欲しい
大事に乗れよ!
これからのメンテを楽しむ!
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